アステラス製薬
アステラス製薬の売上高と営業利益の推移
アステラス製薬は、山之内製薬と藤沢薬品工業が05年に合併して発足した売上高国内2位の製薬企業です。利益を重視した無借金経営から、「製薬業界の優等生」と言われることも。19年度は大型製品の特許切れが相次ぎましたが、売上高は1兆3008億円と前年度から0.4%のマイナスに留まりました。
イクスタンジでパテントクリフ攻略、次代の柱に投資加速
19年度、複数の大型製品が相次いで特許切れを迎えたアステラス製薬。この難局を、前立腺がん治療薬「イクスタンジ」の売り上げ拡大でしのぎ、19年度は売上収益、営業利益とも前年並みを確保しました。近年は、がん免疫療法や遺伝子治療薬など次代の柱への投資も加速させています。
アステラス製薬の主要製品の製品別売上高
19年度の業績を牽引したのは、前立腺がん治療薬「イクスタンジ」です。早期の適応で浸透し、売上高は前年度比20.1%増の4000億円に。20年度はさらに伸び、4646億円を売り上げる予想です。
19年3月に国内で発売した骨粗鬆治療薬「イベニティ」は236億円を売り上げました。20年度の予想は発表していませんが、骨形成促進と骨吸収抑制双方の作用を持つ製品として、売り上げ拡大に期待がかかっています。
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アステラス製薬の基本情報
2020年9月
社名 | アステラス製薬株式会社(Astellas Pharma Inc.) |
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本社所在地 | 東京都中央区日本橋本町2-5-1 |
設立 | 2005年4月1日(創業1923年) |
資本金 | 1030億100万円(2019年3月31日現在) |
上場 | 東証1部 |
代表者名 | 安川 健司(代表取締役社長CEO) |
主な事業所所在地 |
【研究所】茨城県高萩市、茨城県つくば市、静岡県焼津市 【工場】茨城県高萩市、富山市、 静岡県焼津市、富山県高岡市 |